こどもが嘘をつくようになった。「嘘」を理解しはじめた。「嘘」という言葉をよく使うので、「嘘ってどういう意味?」と聞いてみた。最初は、「嘘は嘘つくってこと」とか「嘘は嘘って意味だよ」とか、言っていたが、「嘘を説明してよ」と聞いてみたら、「見てないのに、見たって言うことだよ」と説明してくれた。
なかなか上手な説明だなと思った。こども園に入ってちょうど半年になる。多くの言葉を使うようになった。そして、言葉の発達のレベルが格段に上がっているのだと、この説明を聞いて感じた。
「嘘」というような概念までもう理解できるようになっているのだ。すこし前までは、物の名前や人の名前など、特定のものに対する言葉を多く使っていた。「嘘」というのは、「見てないのに、見たって言うことだよ」というの1つのたとえに過ぎなくて(その時ついた嘘を説明してくれた)、彼はもうその「嘘」という概念自体を理解しているのだ。
そして、3歳でここまで言葉の理解ができることにはとても驚いた。
色々なところで「3歳までが大切」ということが言われているし、僕が慕っている方や、あらゆる本にもそういった「3歳まで」みたいなことは書いてある。当時はその意味が実感として理解できていなかったが、ここ最近はその意味が少しわかったような気がする。
その1つに、「言葉の力」に頼らないかかわり方が「3歳まで」なのではないだろうか。と思う。
言葉の力に頼らなければ、
悲しいことがあったとき抱きしめるだろうし
気をつけて歩いてほしいときは、手をつなぐだろう。
言葉を理解すると、言葉に頼って、言葉に力を持たせすぎてしまう。
個人差はあると思うが、3歳までは言葉に頼らないかかわり方ができる貴重な期間なのかもしれない。言葉を介さないことで、相互に与え、受け取りあえることがあるのだろうと思う。
長男はすくすく成長中。言葉を介してバトルすることも、ふざけあうこともたくさんあるけれど、言葉を介さないやりとり、言葉に力を持たせない関りも大切にできたらいいと思う。
