
オクジー:
不思議だ
ずっと前を同じ空を見ているのに
少し前からまるで違ってみえる
バデーニ:
だろうな。
きっとそれが、何かを知るということだ。
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オクジー:
あの、ひとつ聞いていいですか。
文字が読めるって、どんな感じなんですか?
いや、みんな平然と読んでいるけど、
ちょっと前まで、俺の人生で文字読める人なんて組合の先輩ひとりくらいしかいなかったので。
ヨレンタ:
私が今から言うことを誰にも言いませんか、
オクジー:
は、はい。
ヨレンタ:
協会の信徒として、こんな表現を気軽に使ってはいけないことなんてわかっています。
でも、その表現でしか表せないから言いますけど、
文字はまるで奇跡ですよ。
オクジー:
わ。。。。
ヨレンタ:
も、もちろん、救世主様が起こす奇跡とは全く別司のものですよ。
でも、本当に文字はすごいんです。
あれを使えると、時間と場所を超越できる。
200年前の情報に涙が流れることも。1000年前の噂話に笑うこともある。
そんなの信じられますか?
私たちの人生は、どうしようもなくこの時代に閉じ込められている
だけど、文字を読むときだけはかつて生きていた偉人たちが
私に向かって口をひらいてくれる。
その一瞬、この時代から抜け出せる
文字になった思考はこの世に残ってずっと未来の誰かを動かすことだってある。
そんなのまるで、奇跡じゃないですか。
オクジー:
そ、そんなに
ヨレンタ:
は、はい。そんなに。
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