BLOG 自然農

川口さんの思い出

静岡で自然農を長年実践している高橋さんの動画をみた。
その中で川口さんの話になった。川口さんについてはこちら

僕は大学4年生のときに川口さんのことを知り、大学卒業後にはじめて川口さんの奈良のご自宅の畑の見学会に行った。その時に川口さんの畑の豊かさに魅了されて、今こうして自然農をやっているといってもいいと思う。そのくらい、川口さんの田畑は素晴らしかった。

高橋さんはその動画で、伝えることのむずかしさについて語っていた。
川口さんは、事実をそのまま伝えられていた人だった。と。

高橋さんは、どうしても想いがあふれてしまう。と話していたけれど、自分が想いをもって取り組んでいることほど、そこに想いがあふれてしまうのだと思う。だからこそ、事実そのものを伝えることのむずかしさがある。
そして、事実をより繊細に深く認識できるようになればなるほど、そこに対する想いもまたあふれてくる。

僕は川口さんと会ったときに、何か正しさを押し付けられたり、その良さを推されるという感覚が全くなかったことを記憶している。僕の心に残ったのは、草も野菜もとてもきれいに共存していたこと。畑の中でいろんな生き物が存在していたこと。川口さんの笑顔。
本当にそういうことが一番僕の心に残っている。

川口さんの田畑に何度か足を運んで、僕が影響を受けたことは、川口さんという存在ではなく、川口さんが伝えてくれた、自然そのもの。目の前にあるその事実そのものなのだと思う。川口さんは、自己の想いと自分を含めたこの自然・宇宙に起こる現象としての事実を区別し、事実そのものを語っていたように思う。だからこそ、何を聞かれてもぶれることのない力強さ、しなやかさがあったように思う。

あれからもう10年近くになる。事実はいつも自分でつかむものでもある。そしていつでもどこでもつかめるものでもある。僕はなんだかんだ地道に自然農の田畑を続けている。

写真データを探って、川口さんの田畑の写真を探してみた。おそらく2017年に妙なる畑の会に参加した時の写真だと思う。思い出としてアップさせていただきます。

-BLOG, 自然農

PAGE TOP