台風15号により、9月23日夜から静岡は記録的大雨に見舞われた。
静岡県内豪雨襲来 台風15号写真ドキュメント|あなたの静岡新聞
・正しい情報をつかむことが災害時は難しい。情報の「差」をどう扱うか
どこの道路が通れるのか、どこの地域がどんな被害が出ているのか、
その状態は今も継続されているのだろうか?
災害が起こってすぐ、どこがどんな状況なのかをつかむことが非常に難しい。そして、停電の解消や、通行止めの発生、逆に交通規制の解除、
時間の経過とともに状況はどんどん変化していく。
その状況変化に、情報が追い付かない。今の現状と、得られる情報に時間的な「差」が生まれてしまう。それはやり取りする上ではしょうがないことなのだろうけど、災害時は特に状況の変化がはやいので、その時間的な「差」が生み出す情報の「差」はとても大きくなってしまう。
情報の「差」は、情報の「鮮度」のようなものかもしれない。
インスタグラムやツイッター、フェイスブックなどあらゆるSNSを駆使して情報が回っていた。その支援の広がりは情報化社会ならではの災害支援だと思う。そのことによって、これまで支援できなかった支援ができるようになったに違いない。けど、そのうえで、これまで必要なかったケアも生まれてきていることも確かなのだと思う。
たとえば、その情報の「差」を調整する時間と労力が必要になる。
1つの情報を発信し、その情報を通して支援の輪が広がる。けれどその情報には必ず発信するもの、受け取るものとの「差」が生まれる。この「差」を埋め合わせる必要性が出てくる。そこにもまた、時間や労力が必要となってくる。
この情報の「差」をどう予測し、どうケアできるかは、情報を共有する上でとても重要な点なのだと感じた。
・現状把握ができないと、本当の支援はできない
身近な人たちが被災したり、災害支援の活動にとりくんでいたこともあり、支援の状況や、実際に支援を受ける現地の様子が一部の地域だけではあるけれどつかむことができた。その中で、断水していない地域に大量に水が届けられていたり、すでに物資の支援の必要がなくなり、支援物資の行き場がなくなったケースもあった。
これは情報の「差」による問題ではあるのだけれど、今の現状をきちんと把握できなければ、本当の意味での支援はできないのだということも学んだ。
幸い被災することなく支援できる環境下にある場合、大変な思いをしている人たちに何かできることはないか?という思考に至ることは多いように思う。だからこそ、たくさんの支援の輪が広がっていく。その支援の質を何倍にもできることの1つに、現状把握があるのだと思う。支援者が現状把握できるために動くこともまた、支援を支える重要な活動なのだと思う。