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2025.1.10 金曜日のKITTO 1月1週目(vol.10)

今年はじめてのオープン日となった。今日も、開店中は誰かしらお店でゆっくり時間を過ごしてくれていた。偶然居合わせた方同士の会話も弾み、いい時間となった。ここにいると、普通の生活では関わることのない人たちが関わりあう時間に立ち会うことが多い。地元のおじさんやおばさん、他県からやってきた若者、海外からやってきた人、いろいろな方が偶然この場で居合わせて、そこで関わりがうまれる。世代も、普段の生活も全く異なる方たちが、関わりあう場は、あたたかく、やわらかい空気がうまれる。

それは、どこからやってくるのか?と考えてみる。

それは、お互いが相手のことを「分かっていない」という自覚から来るのかもしれないと思った。わからない自覚があるから、相手のことをわかりたいと思う。知りたいと思う。だからお互いに、相手へ歩み寄る。相手が歩み寄ってきてくれる。それは安心感を生む。その人が感じる安心感がこの場の空気を作り出す。

相手のことを「わかっている」という自覚からは、相手へ向かうベクトルは生まれない。むしろ、押しつけや、強制といった方向へとすすむ。

それは、親子、夫婦、友達、仕事の関係、すべてのことに言えることなのだと思う。

心のどこかで、「相手のことを理解している。わかっている」と思っている。相手の存在を、自分の観念で固定しがちだ。あの人はこういう人である。と。

でも、そこからは歩み寄りのベクトルは生まれない。だからこそ、相手の話を聴き、相手に問う。自分の中で固定化された相手からはなれて、目の前の相手と今ここで向き合うことだ。

それは、存在が近くなればなるほど難しいけれど。


来週金曜日、1/17も10:30-15:00(LO.14:30)でオープン予定です。

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